2019年03月20日

事件を通して感じたこと

児童虐待のニュースが飛び交う中で、数年前の夏、世間を震撼させた寝屋川の事件のことを思い出しました。

犯人の残虐な手口はもちろんのこと中学一年生が二人で深夜に徘徊していたこと、その子供たちがいわゆる不良と呼ばれるような子たちではなくごくごく普通の子供たちであったこと、事件発覚当初、女の子の方の身元がなかなかわからなかったこと、犯人に前科があったこと、女子中学生より男子中学生の方が目的だった可能性が高いこと、本当にいろいろと衝撃的な事件でした。

ワイドショーは連日この話題でもちきり。
私も普段はみないワイドショーに連日釘づけでした。

でね、気になったんですけど、あるコメンテーターが「夜遅くに徘徊している子供たちを周りの大人たちが声をかける世の中に」的なことをしきりに言っていたんです。
それって正論だけど、でもどうなのかな?と個人的には思うんです。

だって家にいたくないからこそ外に出るわけで、そんな子供たちに向かって「危ないから家に帰りなさい」と言ったところではたして効果があるのかどうか?
通報したって同じこと。おまわりさんに注意されてその場は家に帰っても、家にいたくないと思う限りまた出て行ってしまうんじゃないかと思うんですよね。

根本的な解決にはなりません。
あとね、いやだな~と思ったのが、このテのきれいごと発言をするコメンテーターが実際それを率先してやるはずがないのが明らかなこと。
こういう人ってきっと夜、子供たちがうろついているところに遭遇するってことはほとんどないと思うんです。

いわゆるハイソな街に夜うろつく子がいると思えないし、この人たちだって夜の移動はタクシーとかだろうし。
と、なると結局、その役目を負わされるのは私たち一般人のみ。
昼間働いたり、育児や家事をして、そのうえ夜、徘徊している子供たちにも気を配れと。

うーん、正直勘弁してほしいですね。
少し前から「地域で子育て」的な風潮になり、うちの子も地域の方に助けられたり、我が家も微力ながら力になったりします。
お互いさまが成り立つ関係ならいいんですけど、必ず「人には世話になるが、自分はしない」的な人っているんですよね。
夏祭りの準備を手伝わないのにちゃっかり祭りには参加する、みたいな。
とにかく子供の行動に目を光らせるのは親の役目、なんでもかんでも地域任せにされても困ります。
ともあれ被害にあった子供たちは本当に可哀想。もう二度とこのようなことが起きないことの願うばかりです。

事件を通して感じたこと




Posted by ukyo-san at 10:37│Comments(0)
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