2016年10月24日

紆余曲折を経て理想の家を手に入れた

数年前に家を購入しました。神奈川の郊外にある一戸建てです。元々主人と神奈川県内の賃貸マンションに住んでいましたが、子供が出来た時の事を考えて一戸建てに住みたいと考えるようになりました。私も主人もお互いに一戸建ての実家で育ったので必然と将来的には一戸建てに住みたいと思っていました。

場所については、お互いの実家のある神奈川県がいいと考え、県内の物件を見学する事にしました。今から考えると恥ずかしくなるのですが、私たちは何の知識もないまま家探しを始めてしまいました。なにせ、一番最初に向かったのが住宅展示場でしたから。住宅展示場の家を最初に見てしまったのが失敗でした。その家々を基準にしてしまったのです。どの位の家の大きさでどの位の価格なのかもわからないまま住宅展示場へ行ってしまった私たちは本当に世間知らずでした。いきなり展示場の家に入り「こんな家に住みたいねぇ」みたいな事を考えていました。試しに展示場の不動産屋さんに色々と試算してもらいましたが、現実とのギャップに愕然としました。当時の私たちの収入では、住宅展示場の家はおよそ建てられるものではないと分かったんです。今から思えば、そんな事わかるだろうとおもうのですが、その当時は私たち夫婦は家についての知識がゼロでしたから。その時はショックでした。そこから立ち直るのにしばらく時間がかかりました。最初に一番良い物を見て欲しくなってしまったのですから。
宝くじでも当たらない限りあんな家には住めません。しばらくはボーっとする時間が増えました。ですが、それじゃ意味がないと気合を入れ直しました。

そこから主人と相談して、自分達の出来る範囲で理想の家に住もう、という考え方になりました。住宅展示場の家はあくまでも参考であり、自分達には自分達なりの住みやすい良い家が見つかると。

それからは、毎週のように週末には不動産巡りでした。大きな開発地の住宅群、街中にポツンと新しく一軒だけ建った家や、わりと新しめな中古住宅も見学しました。
駅からの距離やお互いの職場へのアクセス、保育園や学校への距離、スーパーが近いかなど。日当たりや眺望、子育てにも適しているかなども考えて見学しました。あとは価格です。お互いの貯蓄と、ほんの少しですが親から援助があったので、頭をフル回転させて費用の計算をしました。保険のことや子供が出来てからの事や教育費や色々と調べて考えて計算しました。細かなことは主人は当てにならないので、私が率先して進めました。
かなりの知識を手に入れ、家屋の構造やローンのシミュレーションも把握していました。あの頃の私は、かなりの目利きだったと思います。

そして、理想と妥協の折り合いが付く家を選ぶことができました。
建て売りの一戸建てですが、とても日当たりが良く住みやすい家です。駅近ではないですが、歩いて駅まで行けます。大きな開発地の住宅で、周りもほとんど同じ時期に入居しているので親しみも湧きました。子育ての環境もバッチリです。なによりも、室内のデザインがシンプルで私たち夫婦の趣味にとてもマッチしていました。
これこそが理想の家だね、と主人と納得しています。今でも、この家にして良かったと、ふと思って1人ニヤニヤする事があります。
今では、最初に住宅展示場に行ったことが逆に良かったのかなぁ、とも思っています。

同じカテゴリー(住まい・住宅)の記事
 身内でリフォーム、塗装の結果 (2017-02-11 08:05)
 大阪市で新築住宅を購入する事になった我が家 (2016-12-06 16:05)

Posted by ukyo-san at 14:45│Comments(0)住まい・住宅
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。